海外の研究報告があります

EDになる場合、様々な原因が考えられますがひとつの原因が歯周病です。歯周病は歯の病気なので関係がない印象ですが、海外でも研究報告もあり、その研究報告は注目されているものです。

EDの人とそうではない人を対象に5年間の追跡研究を行った結果、慢性歯周病炎にかかっている人では27%の人が慢性歯周病炎にかかっており、そうではない人は9%という結果に大きな差がうまれています。

また海外の他の国の研究でも、どうようの研究結果があり、なんらかの理由によって陰茎の内部に血液が流れなくなることで勃起できなくなってしまうということが分かっています。

ストレスなど様々な原因によってEDになることもありますが、血管内皮細胞の機能低下でもEDになりやすくなるという事は全く無関係とはいえません。

歯周病で歯茎などにずっと炎症が続いている状態で、それが血管内皮細胞を傷つけて、それがもうひとつのEDになる原因の可能性は考えられます。

EDだけでなく全身に影響を及ぼします

歯周病はEDだけに影響を及ぼしているということはなく、実は全身に影響を及ぼします。全身に及ぼす影響の中に、糖尿病、早産の可能性や心血管系疾患、呼吸疾患、骨粗しょう症や前立腺炎などを引き起こす可能性があります。

糖尿病は、網膜症などの様々な合併症を引き起こすことがわかっていますが、歯周病もそのひとつで、アメリカでの研究では糖尿病にかかると歯周病になりやすくなったり、重症化する頻度が高くなることがわかっています。

また糖尿病患者がかかった場合は治療効果が上がりにくくなることもあります。

心血管系疾患については、菌が体内に入り込んで血液にのって運ばれて、体の他の部分に血栓を作るという推論があり、その後の心筋梗塞などの心血管系疾患と歯周病との関連性を扱った研究は多数あります。

賛否はあるものの、心血管系疾患に何かしらの関係はあると考えられ、アメリカの歯周病と心臓の学会が統一した見解としては心血管系疾患の場合、内的な治療はもちろんですが、歯科的な治療も大切ということが考えられています。

普段から丁寧な歯磨きを

歯周病は歯を無くすというだけではなく、体の内部にも影響を及ぼす可能性はあります。健康維持のためにも予防したり、改善するためにも普段から丁寧な歯磨きは必要になります。

改善という場合は、歯周病が治るということではなく、歯周病菌の数が少なくなってその状態を保つということですが、進行を止めるためにも丁寧な歯磨きは大切です。

歯医者に行くのは歯が痛くなり虫歯の治療をするために行くという人が殆どですが、歯医者には歯科衛生士がおり、歯科衛生士の指導で正しい歯磨きの方法を身に着けることができ、常に口の中を清潔に保つことができます。

丁寧な歯磨きは必須ですが、どんなに丁寧に行っても歯石は溜まるもので、それを除去については歯磨きではできません。歯石が残るとプラークなどの温床になりやすく歯茎に歯石ができて歯周病につながるため、事前に取り除くことも必要なことです。

この歯石除去ができるのが歯医者です。虫歯ではなくても歯科医院でクリーニングを定期的に行うことが大切です。

まとめ

歯周病とEDは関係ない印象ですが、実はED患者で歯周病にかかっている人は多く、全く無関係とはいえない状況です。EDになってしまうだけではなく、糖尿病や心血管系疾患などを引き起こす可能性もあり、健康維持のためにも歯周病には注意が必要です。

歯周病にならないためには、毎日の丁寧な歯磨きが必要です。丁寧な歯磨きをしっかりと行っていても、歯石は徐々に溜まってしまうため、定期的に歯医者で歯のクリーニングなどを行うことで、虫歯にならないだけではなく、EDの予防にもなったり、体全身の健康維持にも役立ちます。歯周病とEDは関係ないようにみえて実は影響があることなので、丁寧な歯磨きや歯医者でプラークコントロールをするようにします。